プロセス ラッソ

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コア エンジン 使用方法

コア エンジン オーバービュー

プロセス ラッソでもっとも重要なコンポーネントは、管理者(カバナー)と呼ばれる、スタンドアローンのコア エンジンです。 この管理者は、全てのプロセスに関するルールを調整するための中心モジュールです。 これはアクションを実行するとそのログのみエントリーし動作がわからないように静かに動作します。

エンジンは、GUIが無くてもそれ自身でバックグラウンドで動作します。ユーザーは コンフィグレーションまたはステータスの変更が必要な時のみGUIを使用します。 これはプロセス ラッソのリソースの使用を軽減します。しかし、GUIを使用しても リソースの使用率は、ほとんどのシステムで取るに足りない軽微な程度です。

管理者の複数のインスタンスは同時に実行できます。システムに各ユーザーがログインすると、 ユーザーのプロセスを管理するためにインスタンスが作成されます。1つのインスタンスが全ユーザーのプロセスを管理するために エンジンをシステムサービスとして設定することもできます。管理者の各インスタンスは、 自身のコンフィグレーションとログファイルを持つこともでますが、これらを共有することもできます。デフォルトでは、管理者の 各インスタンスは、ユーザー ディレクトリー内のアプリケーション データ ディレクトリー(\AppData)内に保管されます。 ログファイルも同様にここに保存されます。

サービスの実行

多くの場合、システム上の全てのアクティブユーザーのプロセスを、管理者の1つのインスタンス(シングル インスタンス)のみで管理できればシンプルで、有効です。 プロセス ラッソは、このシングル インスタンスをシステムサービスとして実行することができます。このコンフィグレーションはインストール プロセスで 構成することができます。

管理者をシステムサービスとして実行する時、グローバルなコンフィグレーション ファイルとログ ファイルは上書き(共有使用)されます。この設定もインストール プロセス内で定義されます。

インストール タイプ

インストール タイプ 記述
ノーマル プロセス

このモードは、管理者の各インスタンスは自身の環境内のプロセスを管理します。この方法は管理者のインストールのデフォルトで、ほとんどの場合 この方法をご推奨します。Note:インストール時に UAC設定を最高に構成すると、プロセス ラッソは他のユーザーのプロセスを管理します。そして、管理者の各インスタンスは ただ単に、自身のユーザーのみの環境を管理するだけでなくシステム上で動作する全てのプロセスを管理します。 これは機能的な問題にはなり得ませんが、ログフォルダーを共有していない場合、これは異なるファイルに分割されて保存されてしまいます。

サービス(システム)

このモードは、システム環境内のサービスとして動作し、管理者は全てのユーザーのプロセスを管理します。このモードは システム トレイでのバルーン通知は使用できません。

サービス(ユーザー)

このモードは全ユーザーのプロセスを特定ユーザー環境内のサービスとして管理します。 この場合、選択するユーザがログインし、サービスが許可されるようにセキュリティー ポリシーを編集する必要があります。 'secpol.msc' または NTRights ユティリティーを使用してセキュリティー ポリシーを編集することができます。

コンフィグとログ ストレッジ モード

コンフィグとログ ストレッジ モード 記述
ユーザー毎

このモードは、各ユーザのための構成ファイルとログフォルダーは独立して存在します。 したがって、 各ユーザは、その自己の構成を管理でき、それらの管理者のインスタンスが作成した自己のログイベントのみを参照できます。 これはデフォルトのモードです。

グローバル / 中央集中

このモードは、中央集中のコンフィグyレーション ファイルとログフォルダーを使用します。 すべてのユーザが同じコンフィグレーションとログを共有します。各ユーザーのログファイルは全ユーザーのログ内の1部として取り扱われます。 この場合、管理者はサービスとして実行していなければなりません。このグローバル(共有)パスは、インストール時に設定します。 (最後のコンフィグレーション ダイアログ)少なくとも、各ユーザーは、コンフィグレーション ファイルに対してはリード アクセス権、そしてログ フォルダーに対しては ライト アクセス権が必要です。